関節リウマチの症状と治療法>●滑膜に炎症が起こる仕組み

関節リウマチのつらい痛みのもとになる、滑膜の炎症(滑膜炎)
とはどのような状態を言うのでしょうか?

関節リウマチの痛みのもとは、免疫システムが誤作動を起こす
ことによって、自分の組織(滑膜)を攻撃して起こる炎症が原
因、慢性化すれば肉芽組織ができ、骨を侵食していきます。

滑膜とは、関節の内側に張られている、厚さ1ミリにも満たな
い薄い膜で、この滑膜が炎症を起こすのが滑膜炎で、関節リウ
マチの痛みや変形の原因となります。

体内に発生した異常を元に戻そうとする防御作用のひとつであ
る炎症は、切り傷などから細菌が侵入した場合、その細菌が排
除されるまで、炎症が続きます。

このように免疫システムが正常に働いているときはいいのです
が、なんらかのきっかけで、免疫システムが誤作動を起こし、
その結果、正常な組織であるはずの滑膜を攻撃してしまい、痛
みが起こるとされています。

免疫システムが誤作動を起こすと、好中球(こうちゅうきゅう)
やリンパ球などの免疫細胞が滑膜の中に増殖します。

さらに多くの場合、リウマトイド因子と呼ばれる、(自分の体
の成分を異物と間違えて、反応し、その結果生産された自己抗
体、リウマチ因子とも呼ばれる)抗体が生まれ、血液や関節液
の中に出てきます。

これらの免疫細胞が血液の免疫細胞などと反応を繰り返した結
果、関節リウマチ特有のサイトカインという物質(リンパ球が
刺激を受けて生まれる、微量でさまざまな働きをする生理活性
物質で、多くの種類がある)が多量に分泌されることで、炎症
が起こることが明らかになっています。

関節リウマチの症状と治療法

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