関節リウマチの症状と治療法>●人工関節置換術という手術方法

関節リウマチの症状が進行して、ひざ関節や股関節の破壊が
進んで、歩くのが困難になっている方にとっては、破壊され
た関節を切り取り、人工的に作られた人工関節を入れるのが、
「人工関節置換術」と呼ばれる手術方法です。

関節リウマチの症状が悪化している方にとっては、まさに救
いの道となるのですが、次のような問題点も指摘されています。

○第一に、人工関節の耐用年数についてです。

最近の人工関節は、技術開発や素材の進歩により、改良を重
ねて年々良くなってきてはいるのですが、長年に渡って力が
掛かっていると、人工関節のかみ合わせ部分が磨り減ってき
ます。

通常は20年はもつと言われているのですが、中にはその半
分の10年程しかもたなかったという例もあります。

○第二は、人工関節を支える骨の側の問題です。

関節リウマチの症状がさらに進行すれば、手術後にも骨の破
壊や骨粗鬆症などが進み、それに伴って骨が萎縮すれば、人
工関節と骨組織の間にゆるみが生じ、再手術が必要になる場
合があります。

○第三に、手術には細菌感染や血栓(血のかたまりが肺動脈
 などの血管を詰まらせる合併症)などの危険も伴います。

さらに、手術をして終わりという訳ではなく、リハビリテー
ションなどで、落ちた筋肉や運動機能を高める日々のトレー
ニングも必要です。

以上のような注意点はありますが、若い患者さんの場合、生
活の質を向上させる上でも、若くても手術を行う場合があり
ます。

薬物治療も続けなければなりませんが、頑張り過ぎて歩けな
くなるまで我慢するよりは、人工関節で生活の質を向上させ
るのも、選択肢のひとつと言えるでしょう。

関節リウマチの症状と治療法

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